新潟大学

第11回新潟大学研究推進セミナー
「自然再生学セミナー」を佐渡島で開催

 研究推進機構では毎年研究推進セミナーを開催しており、2015年10月27日に佐渡島において朱鷺・自然再生学研究センター、理学部附属臨海実験所及び農学部フィールド科学教育研究センター佐渡演習林との共催で、第11回新潟大学研究推進セミナー「自然再生学セミナー」を佐渡市トキ交流会館大ホールにおいて開し、佐渡市民をはじめ、行政関係者、研究者等、約90名が参加しました。

セミナー会場の様子

 このセミナーは、佐渡島の「森里海の自然再生学」の構築を目指している新潟大学研究推進機構朱鷺・自然再生学研究センターの研究活動の紹介を中心に、理学部及び農学部が同島において実施している教育研究活動の紹介、併せて佐渡島民との意見交換を目的として開催されました。

 冒頭、高橋均研究・社会連携担当理事から、佐渡島は山から海までの自然環境が豊かであり、新潟大学は教育研究の場として極めて重要な地域としてとらえており、三施設を中心として今後も更に深く関わっていきたい旨の挨拶がありました。

高橋均研究・社会連携担当理事

 セミナーでは、朱鷺・自然再生学研究センターより「朱鷺・自然再生学研究センター概要紹介」(山村則男センター長)に続き、 「トキの野生復帰と再導入生物学の確立にむけて」(永田尚志教授)、「昆虫の多様性の解明を通して生態系を理解する」(岸本圭子准教授)、「群集集合規則に基づく生態系管理手法の構築」(満尾世志人准教授)の発表が行われました。

山村則男朱鷺・自然再生学研究センター長

永田尚志教授
岸本圭子准教授

 当日、ニューヨークでの研究活動のため渡米中であった豊田光世准教授からは、ビデオ映像により「地域資源の活用を図る人材育成と協働の推進」の発表がありました。
満尾世志人准教授
江藤毅特任助教

 その後、文部科学省の補助事業である朱鷺の島環境養成ユニット「地域再生人材創出拠点の形成」の後継事業として2015年4月より開始した 「朱鷺の島地域再生人材創出事業」(江藤毅特任助教)の発表に続き、佐渡島に設置されている理学部附属臨海実験所活動紹介(安東宏徳所長)及び、農学部附属フィールド科学教育研究センター佐渡演習林の活動の紹介を行いました。

安東宏徳理学部附属臨海実験所所長

 閉会の挨拶では、佐渡島の三施設が関係機関と連携協力して、自然再生学の研究を進めて行きたい旨の言葉を宮田等研究担当副学長からいただきました。各発表が終わる度に、出席者から次々と質問があり、発表者と活発な意見交換が行われるなど、盛況のうちにセミナーが終了しました。
 佐渡島内外から多数のご参加をいただき、誠にありがとうございました。

宮田等研究担当副学長

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