新潟大学

朱鷺の島
環境再生リーダー養成ユニット

学習計画(シラバス)

※このページの情報は第1期(平成22年10月〜平成23年9月)のものです。

■目次
佐渡島環境科学概論 里地里山維持管理実習 里地里山観察実習
循環型農業演習 循環型農業実習 ビオトープ演習
ビオトープ実習 トキ行動観察演習 トキ行動観察実習
エコツアーガイド演習 エコツアーガイド実習 環境教育演習・実習
生物多様性政策分析演習 人材養成コーディネート実習
■佐渡島環境科学概論
授業科目名 佐渡島環境科学概論
担当教員 西川潮(主任),山岸哲,金子洋平,南眞二
対象コース 全コース
科目区分 基礎講座:共通科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年9月  毎月第4木曜日 18:30〜20:10    トキ交流会館大ホール
※月によっては第2木曜日への変更、および講師の都合により講義の順番に変更が生じることもあります。
到達目標 "生物多様性"や"里地里山"をキーワードとする環境問題と社会問題を考察する上で基盤となる知識を深め、佐渡島の抱える諸問題への応用を計る。
授業概要 自然科学および社会科学の様々な分野の研究アプローチ、現状、および課題について幅広く学び、最後に佐渡島の抱える問題の現状と課題について考える。
授業計画 第1回(10月28日)生物多様性はなぜ重要なのか?(宮下直)
第2回(11月25日)侵入生物学-外来種問題を科学する(西川潮
第3回(12月9日)鳥類の行動生態(山岸 哲
第4回(1月27日)森林の変遷と現状(金子洋平
第5回(2月24日)里山保全に関する法の仕組みと方向性(南 眞二)
第6回(3月31日)野生生物の再導入と自然再生(西川潮)
第7回(4月28日)望ましい環境再生とは何か?-環境倫理の視点から-(二宮咲子)
第8回(5月26日)生物多様性の経済評価(柘植隆宏)
第9回(6月23日)環境保全と食料消費-生物多様性と消費者の多様性-(氏家清和)
第10回(7月28日)佐渡の大地(地形・地質)と古環境(小林巖雄)
第11回(9月1日)佐渡島の社会問題を考える(豊田光世)
第12回(9月29日)持続的な生物多様性社会の実現に向けて(渡辺竜五)
科目修了の基準 出席や取り組み姿勢などを勘案して総合的に評価する。
参考図書 適宜,紹介する
その他特記事項 東京大学,筑波大学,甲南大学、兵庫県立大学、佐渡市役所から6名の外部 講師による最新の内容を講義する。理解を深めるために,チューターが補助する。
■里地里山維持管理実習
授業科目名 里地里山維持管理実習
担当教員 金子洋平(主任),本間航介
コーディネーター 対象コースのコーディネーターにお願いすることがあります。
対象コース 循環型農業コース,自然再生コース
科目区分 基礎講座
開講時期など 平成23年4月,6月〜9月  期間中の毎月第1土曜日 9:00〜15:00    
到達目標 ビオトープの維持管理手法について理解し、実践できることを目標とする。
授業概要 期間を通じてビオトープの維持管理、生物調査を行なう。実習の最終日には佐渡島内のビオトープを視察し、生物にとってより効果的なビオトープがどういうものかについて議論する。
授業計画 第1回 ビオトープの造成作業
第2回 ビオトープ維持管理と水辺の生物調査法(佐渡市職員)
第3回 ビオトープ維持管理、生物調査と管理・運営設計Ⅰ
第4回 ビオトープ維持管理、生物調査と管理・運営設計Ⅱ
第5回 佐渡島内のビオトープ視察研修(本間航介)
(第1回,第3回,第4回は金子が担当する)
科目修了の基準 出席状況や実習への取り組み姿勢から総合的に評価する。
参考図書
その他特記事項 講師の他に、チューターが同行して実習を補助する。
■里地里山観察実習
授業科目名 里地里山観察実習
担当教員 金子洋平(主任),永田尚志,西川潮,野崎眞澄
コーディネーター 対象コースのコーディネーターにお願いすることがあります。
対象コース 環境教育コース,環境行政コース
科目区分 基礎講座
開講時期など 平成23年4月〜9月  毎月第2土曜日 10:00〜16:00
※気候や受け入れ施設の都合などにより変更する場合があります。
到達目標 森林・河川・海など様々な景観の生物群集を採集または観察することによって佐渡島の多様な自然を理解するとともに、生物多様性について学ぶ。
また、生物多様性や生物量を高めるために何が必要かを理解する。
授業概要 佐渡島の自然の多様性を網羅的かつ体験的に学習するために、主要なエコシステムを踏査し、それぞれの生物群集のデータを収集・解析する。実習は、踏査と調査の組み合わせで行われ、各回終了後にデータ処理を含めたレポートを課す。
授業計画 第1回 鳥類の多様性とその利用環境について(永田尚志
第2回 河川における生物の多様性と魚道の効果について(河口洋一)
第3回 昆虫の多様性と環境(森林・草地・畑等)の関係:(池田紘士)
第4回 水田の管理方法と水辺の生物多様性(西川潮)
第5回 岩礁海岸・砂浜海岸・潮間帯における生物の多様性(野崎眞澄)
第6回 森林タイプや森林管理履歴が植物群集に与える影響(金子洋平)
科目修了の基準 実習への出席状況やレポート内容などを総合的に判断し科目修了の基準を行う。
参考図書
その他特記事項 徳島大学より河川生態の専門家を招いて実習を予定。
講師の他に、チューターが同行して実習を補助する。
■循環型農業演習
授業科目名 循環型農業演習
担当教員 伊藤亮司(主任),元永佳孝
コーディネーター 堀井修
対象コース 循環型農業コース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年3月  毎月第2金曜日 18:30〜20:10(90分)
到達目標 メンバーの間で、佐渡の農業のこれからの展開方向についての一定の共通イメージが共有される。
授業概要 佐渡の農業が抱える問題点と解決策を探り,今後の佐渡農業の方向性を検討する実践的な受講者主導の講座とする。今後の講座のあり方の検討を含めた作戦会議的なものとし,全員が受講者・講師・現地圃場提供を兼ねるものとする。
授業計画 参加者からの話題提供を受け,担当教員・コーディネーターの交通整理により参加者全体で討論を行う。
今後の佐渡の環境保全型農業の方向を考える「作戦会議」的なものとし,議論を通して今後の講義内容にも活かせるものとする。
受講する生産者の経営確立と経営内における環境保全型農業の位置付けを明確にし,個々の取り組みの拡大・充実を図る。
第1回 自己紹介および課題意識の確認
第2回 佐渡における循環型農業の普及課題1
              〜行政の立場から 普及センター・市役所等
第3回 佐渡における循環型農業の普及課題2
              〜農協の立場から JA佐渡・JA羽茂 (ゲスト:原耕造)
第4回 (2/10)佐渡における循環型農業の普及課題3
              〜農家の立場から 各グループ (ゲスト:宇根豊)
第5回 同上
第6回 総合討論 (伊藤亮司,堀井修)
科目修了の基準 成績評価は、出席状況と参加、議論深化への貢献を総合的に考慮する。講座参加者の環境保全型農業への取り組みの拡大および深化を勘案する。
参考図書 日本におけるオーガニック・マーケット調査報告書
有機農業研究年報各年度版
宇根豊・風景は百姓仕事がつくる・築地書館
その他特記事項 外部講師を招いて技術課題・展開課題についての情報交換を行う。専門コースには,講師と受講生の間で緊密な連絡がとれるようにコーディネータがつく。演習の理解を深めるためにチューターが補助する。
■循環型農業実習
授業科目名 循環型農業実習
担当教員 伊藤亮司(主任),元永佳孝,高橋能彦ほか
コーディネーター 堀井修
対象コース 循環型農業コース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成23年4月〜9月  毎月第2金曜日 13:00〜27:00(140分)
到達目標 メンバーの間で、佐渡の農業のこれからの展開方向についての一定の共通イメージが共有される。
授業概要 佐渡の農業が抱える問題点と解決策を探り,今後の佐渡農業の方向性を検討する実践的な受講者主導の講座とする。今後の講座のあり方の検討を含めた作戦会議的なものとし,全員が受講者・講師・現地圃場提供を兼ねるものとする。また、循環型農業に組織的・積極的に取り組む地域(蕪沼栗など)を視察し,現地従事者と意見交換を行うことで,より実践的な講座とする。
授業計画 各農家グループの圃場見学や現地視察を含め,時期ごとの農業技術上の課題や工夫,またそれらを活かした販路構築や顧客確保等の交流の在り方等について意見交換を行う。
第1回〜第6回 各農家グループ 圃場を見ながら議論する

※上記のほか,積極的に循環型農業に取り組む地域を選定し,視察と現地生産者との意見交換会を実施する予定。
科目修了の基準 成績評価は、出席状況と参加、議論深化への貢献を総合的に考慮する。講座参加者の環境保全型農業への取り組みの拡大および深化を勘案する。
参考図書 日本におけるオーガニック・マーケット調査報告書
有機農業研究年報各年度版
風景は百姓仕事がつくる
その他特記事項 各地の先進的な循環型農業の取り組みを理解するための研修旅行を予定している。
外部講師を招いて技術課題・展開課題についての情報交換を行う予定。
講師の他に、チューターが実習を補助する。
■ビオトープ演習
授業科目名 ビオトープ演習
担当教員 関島恒夫(主任),本間航介,箕口秀夫
コーディネーター 仲川純子
対象コース 自然再生コース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年3月  毎月第3金曜日 18:30〜20:10
到達目標 森林・草地・水辺の景観モザイク複合体として里山を捉え、これら景観要素を繋ぐネットワークの重要性を理解するとともに、生物多様性の高い里山環境を再生するための考え方を生態学的視点に基づき系統的に学ぶ。
授業概要 里山生態系の特徴と、里山を構成する水辺、田んぼ、雑木林の生物多様性を向上させるための修復技術を概説した上で、第6回目の授業において、持続可能な里山環境を形成するための地域作りについて討論する。
授業計画 第1回 里山の自然 —里山の景観要素と生物多様性—(本間航介)
第2回 里山に棲む生物の生活史(関島恒夫)
第3回 水辺の修復(河口洋一)
第4回 田んぼの修復(齋藤亮司)
第5回 雑木林の修復(箕口秀夫
第6回 持続可能な里山づくり:フリートーク (関島恒夫)
科目修了の基準 出席状況、フリートークの参加姿勢、レポートの内容を総合的に判断し評価する。なお、自然再生コースは、刈り払い機・チェンソー・車輌系建設機械の各安全講習の受講を修了の必須条件とする。
参考図書 自然生態修復工学入門(農山村文化協会) 養父志乃夫著
テキストは使わず、適宜、資料を配付する。
その他特記事項 専門コースには,講師と受講生の間で緊密な連絡がとれるようにコーディネータがつく。また、演習の理解を深めるためにチューターが補助する。
■ビオトープ実習
授業科目名 ビオトープ実習
担当教員 関島恒夫(主任),本間航介
コーディネーター 仲川純子
対象コース 自然再生コース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成23年4月〜9月  毎月第4土曜日 10:00〜15:00
到達目標 森林・草地・水辺の景観モザイク複合体として里山を捉え、これら景観要素を繋ぐ生態系ネットワークの重要性を理解するとともに、生物多様性の高い里山環境を創出するための技術を実践的に学ぶ。
授業概要 里山を構成する景観要素をトレッキングを通して体感するとともに、水辺、田んぼ、雑木林に生息する生物の生態を、観察および採集を通して概説する。次に、里山生態系を再生するためのビオトープ設計手法と、その技術について実習を行う。
授業計画 第1回 里山を構成する景観要素を実際に体験しよう!(本間航介)
第2回 里山に棲む生物を知る —水辺編—(河口洋一,関島恒夫)
第3回 里山に棲む生物を知る —田んぼ編—(関島恒夫,森田弘樹)
第4回 里山に棲む生物を知る —雑木林編—(関島恒夫)
第5回 薪炭林施業とチェンソーの使い方
第6回 重機を用いた水辺環境の再生
(第5,6回は、朱鷺・自然再生学研究センター職員が講師の予定)
科目修了の基準 出席状況、フリートークの参加姿勢、レポートの内容を総合的に判断し評価する。なお、自然再生コースは、刈り払い機・チェンソー・車輌系建設機械の各安全講習の受講を修了の必須条件とする。
参考図書 テキストは使わず、適宜、資料を配付する。
その他特記事項 講師の他に、チューターが実習を補助する。
■トキ行動観察演習
授業科目名 トキ行動観察演習
担当教員 永田尚志
コーディネーター 土屋正起
対象コース トキモニターコース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年3月  毎月第3土曜日 18:30〜20:10
到達目標 トキの行動観察手法について理解し、観察データの簡単な処理ができることを目標とする。
授業概要 トキの生物学,行動観察手法について必要な生態学的知識を学んだ後で野生復帰のために必要となるデータの収集方法および簡単なデータ処理法を学ぶ。
授業計画 第1回 保全鳥類学入門/野生復帰とモニタリングの意義
第2回 トキの類縁関係/トキの生活史
第3回 行動データの集め方/トキの行動圏と日周行動
第4回 トキの採餌生態:採餌行動,および,餌環境の記録方法
第5回 トキの繁殖行動の記録法/データ解析演習Ⅰ
第6回 データ解析演習Ⅱ/野生復帰に必要な情報とは?
(全回とも,永田が担当予定)
科目修了の基準 出席状況、演習への取り組み姿勢、レポートを通して総合的に評価する。
参考図書 テキストは使用せず,演習内容についてはプリントを配布する。
鳥類生態学入門(築地書館)山岸哲編著
トキの研究(新樹社)丁長青編著
日本の希少鳥類を守る(京都大学学術出版会)山岸哲編著
その他特記事項 専門コースには,講師と受講生の間で緊密な連絡がとれるようにコーディネータがつく。また、複数のチューターがついて演習の理解を助ける。
■トキ行動観察実習
授業科目名 トキ行動観察実習
担当教員 永田尚志(主任),関島恒夫
コーディネーター 土屋正起
対象コース トキモニターコース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成23年1月〜6月  毎月第4土曜日 8:00〜15:00
※トキの状況や気象条件などにより変更する場合がある。
到達目標 トキモニタリング専門家チームに参加し、トキを追跡し、野生復帰に必要なデータを主体的に収集できるようにする。
授業概要 トキの行動観察演習に基づき、毎回のテーマにしたがって実際に放鳥トキの生態を観察する。
授業計画 第1回 放鳥トキの行動観察 (観察機材の取り扱いと観察の基本)
第2回 放鳥トキの行動観察Ⅰ(日周行動)
第3回 放鳥トキの行動観察Ⅱ(採餌行動)
第4回 トキの採餌環境と餌量の推定(関島恒夫)
第5回 放鳥トキの行動観察Ⅲ(繁殖行動)
第6回 放鳥トキの行動観察Ⅳ(モニタリングに参加しての実地訓練、および、最終レポート作成)
(第1〜3回、第5〜6回は永田が担当)
※放鳥トキの状況によってメニューの順番変更もある。
科目修了の基準 出席状況、実習への取り組み姿勢、レポートを通して総合的に評価する。
参考図書 鳥類生態学入門(築地書館)山岸哲編著
トキの研究(新樹社)丁長青編著
その他特記事項 受講生2名に1名のチューターがついて,実習を補助する。
■エコツアーガイド演習
授業科目名 エコツアーガイド演習
担当教員 本間航介(主任)
コーディネーター 井上由香
対象コース エコツアーガイドコース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年9月  不定期  10:00〜16:00
到達目標 大佐渡スギ天然林、トキ野生復帰コアエリアなど、佐渡で最も奥深いフィールドにおいて登山形式のエコツアーを実施するための安全管理上の基礎知識やツアー運営手法を習得する。
授業概要 原生林やトキ野生復帰コアエリアなどにおいて、環境保全と利活用、客の安全確保の3点を高い次元でバランスさせながら、質の高い エコツアーを実施できるように体系的なトレーニングを行う。なお、エコツアーガイドコースは基礎講座と専門科目以外に、日本赤十字救急員資格取得を修了の必須条件とする。
授業計画 第1回 (12月10日)フィールドにおけるリスクマネジメント、保険知識(本間航介)
第2回 (1月14日)エコツーリズム推進法、旅行業法ほか関連法規(笹渕紘平)
第3回 (3月11日)天気図・地図の読み方(本間航介)
第4回 (7月8日)エコツアーの企画とマーケティング(壱岐健一郎)
※講義日程は、講師都合や天候などにより変更されることがあります。
科目修了の基準 出席状況を50%,期末試験を50%とし,エコツアー実習との合計により年間の評価とする。エコツアーガイドコースは、日本赤十字救急員取得を修了の必須条件とする。
参考図書 テキストとして日本生態学会野外安全管理委員会編「フィールド調査における安全管理」を使用する。
その他特記事項 上記日程とは別に、2月に日本赤十字救急員講習会を3日開講する。 専門コースには,講師と受講生の間で緊密な連絡がとれるようにコーディネータがつく。また、演習の理解を深めるためにチューターが補助する。
■エコツアーガイド実習
授業科目名 エコツアーガイド実習
担当教員 本間航介(主任),崎尾均
コーディネーター 井上由香
対象コース エコツアーガイドコース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年9月  不定期  10:00〜16:00
※講義日程は、天候などの事情により変更されることがある。
到達目標 大佐渡スギ天然林、トキ野生復帰コアエリアなど、佐渡で最も奥深いフィールドにおいて登山形式のエコツアーをガイドとして実施できるようになる。
授業概要 原生林やトキ野生復帰コアエリアなどにおいて、環境保全と利活用、客の安全確保の3点を高い次元でバランスさせながら、質の高い エコツアーを実施できるように体系的なトレーニングを行う。なお、エコツアーガイドコースは基礎講座と専門科目以外に、日本赤十字救急員資格取得を修了の必須条件とする。
授業計画 第1回 (10月27日)新潟大演習林 内海府コース:エコツアーとはなにか、ガイドに求められる要件 (本間航介)
第2回 (11月8日)新潟大演習林 外海府コース:初歩の樹木学、植物学1(崎尾 均)
第3回 (11月15日)新潟大演習林 千手杉コース:インタープリテーションとはなにか(松本毅,本間航介)
第4回 (4月上旬)雪の演習林(本間航介)
第5回 (4月下旬)佐渡金銀山トレッキング:佐渡の自然環境と歴史のつながり (佐渡市世界遺産推進課(未定),小澤三四郎)
第6回 (5月中旬)トキ野生復帰コアエリア キセン城−清水平−生椿:森林生態系の保護と管理(本間航介)
第7回 (6月下旬)新潟大演習林 外海府コース 初歩の樹木学、植物学2(崎尾均)
第8回 (9月上旬)新潟大演習林 内海府コース:エコツーリズム総括、期末試験(本間航介)
※講義日程は、講師都合や天候などにより変更されることがあります。
科目修了の基準 出席状況を50%,期末試験を50%とし,エコツアー実習との合計により年間の評価とする。エコツアーガイドコースは、日本赤十字救急員取得を修了の必須条件とする。
参考図書
その他特記事項 上記日程に加えて、5〜9月にツアーに同行する実習(見習い同行)が3日必要となる。
コーディネータのほかに、チューターが実習を補助する。
■環境教育演習・実習
授業科目名 環境教育演習・実習
担当教員 西川潮(主任),大脇淳,三沢眞一,中田誠
コーディネーター 井上信夫
対象コース 環境教育コース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成23年4月〜8月
毎月第3金曜日(演習)  18:30〜20:10    トキ交流会館(場所未定)
毎月第3土曜日(実習)  10:00〜16:00    野外
※気候や受け入れ施設の都合などにより変更する場合がある。
到達目標 佐渡の代表的な生態系である水田,調整水田,ため池を対象として、どのような環境教育が出来るかを検討する。野外実習を行う際に必要な基礎知識を学ぶ。
授業概要 演習と実習を通じて、実験計画や水辺の動植物の生態、観察・測定法、復元・管理法について学び、環境教育への応用を計る。
授業計画 第1,2回(4月) 両生類の生態とその観察・測定法(関谷國男,西川潮)
第3,4回(5月) 実験計画を立てよう(西川潮,大脇淳)
第5,6回(6月) 波付管水田魚道の設置(三沢眞一)
第7,8回(7月) 水生植物と水環境(中田誠)
第9,10回(8月) ため池における外来種の駆除(井上信夫,大脇淳)
科目修了の基準 出席や取り組み姿勢などを勘案して総合的に評価する。
参考図書
その他特記事項 専門コースには,講師と受講生の間で緊密な連絡がとれるようにコーディネータがつく。また、複数のチューターがついて演習の理解および実習を補助する。
■生物多様性政策分析演習
授業科目名 生物多様性政策分析演習
担当教員 (主任),箕口秀夫
コーディネーター 斎藤英夫
対象コース 環境行政コース
科目区分 専門科目
開講時期など 平成22年10月〜平成23年9月  毎月第3木曜日 15:15〜17:00
到達目標 佐渡市の環境に関わる行政的な課題を理解し,分野横断的な施策を考えられる。
授業概要 環境行政を取り巻く国内・国際的な状況の把握、農業と環境を巡る様々な新規営農形態の発生、マスツアー型観光からエコツアーへのパラダイムシフトなど、環境関連行政のために必要な情報を分析すると共に、佐渡市の環境行政のあり方についてディスカッションを行う。
授業計画 第1回 環境問題の諸相とその整理、生物多様性の概念 (長田啓)
第2回 生物多様性国家戦略、温暖化排出基準と関連法規(長田啓)
第3回 種の保存法とレッドリスト(永田尚志
第4回 環境保全型農業とその支援施策と今後の展望(未定)
第5回 遺伝資源の活用と法的制限事項(山田宜永,杉山稔恵)
第6回 佐渡市の環境の現状とその特徴(関島恒夫)
第7回 原生林保全とエコツーリズム推進法(本間航介)
第8回 トキ野生復帰に関連する意志決定プロセス(本田裕子)
第9回 カーボンオフセットの原理と導入(箕口秀夫
第10回 佐渡市の環境行政施策の検討Ⅰ:(斎藤英夫)
第11回 佐渡市の環境行政施策の検討Ⅱ:(大脇淳,箕口秀夫
第12回 様々なデータの解析に基づいた行政施策(島根大学,宇都宮大学,もしくは金沢大学の研究者を招聘予定)
科目修了の基準 出席状況とレポートで勘案して評価する。
参考図書 適宜、紹介する。
その他特記事項 専門コースには,講師と受講生の間で緊密な連絡がとれるようにコーディネータがつく。
■人材養成コーディネート実習
授業科目名 人材養成コーディネート実習
担当教員 大脇淳(主任),各演習・実習担当教員
コーディネーター 斎藤英夫
対象コース 環境行政コース
科目区分 専門科目
開講時期など 各コースにおいて佐渡市職員がコーディネーターとして担当する専門講座の時期と同様
到達目標 佐渡市の環境に関わる様々な行政的課題を理解する。
授業概要 特定の環境行政課題を担当する佐渡市職員が、コーディネーターとして各専門コースの演習・実習に参加することによって、専門的な知識を習得すると共に、本事業で養成する環境職業人との交流を行い、現場での問題点や課題を詳細にピックアップすることを目的とする。
授業計画 佐渡市職員がコーディネーターを担当する次の科目内容と同等とする。
○循環型農業演習, ○循環型農業実習, ○ビオトープ演習,
○ビオトープ実習, ○トキ行動観察演習, ○トキ行動観察実習,
○エコツアー演習, ○エコツアー実習, ○環境教育演習,
○環境教育実習
科目修了の基準 出席状況とレポートを総合的に勘案して年間の評価とする。
参考図書
その他特記事項

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